ピアノについて

グランドピアノとアップライトピアノ

ピアノと言えば、本来はグランドピアノを指します。
しかし、学校や幼稚園などの、あまり広いスペースをピアノにとることができないところでは、アップライトピアノが置かれることが多いようです。
ですが、やはりグランドピアノは、豊かな響きや、多彩な音色、弾くときのタッチや、幅広いダイナミックレンジなど、すべてにおいて表現力が豊かです。

過去の偉大な作曲家たちの作り上げたピアノ曲を弾きこなすにはやはり、グランドピアノのほうが迫力も出るというものです。
グランドピアノの特長としては、ピアニッシモからフォルテッシモまで、きちんと響かせることができますし、音がなめらかで伸びもいいです。

他にも音程感が良い、音色に表情をつけることができる、バランスが良くムラがない、トリルなどの細かい指の動きがスムーズにできるなどの特長があります。
今挙げた特長たちが融合し、より自分の理想に近い音色を生み出すことができるため、アップライトピアノよりも、グランドピアノで弾いたほうが、より自分の理想に近い、完成度の高い曲を作ることができるでしょう。

ただ、アップライトピアノには、グランドピアノほどの大きさがないため、狭いスペースにピアノを置きたい場合や、連弾用にグランドピアノを2つ並べるスペースがないときなどに、アップライトピアノのスマートな大きさがちょうどよいでしょう。
そのため、学校や幼稚園などの施設では広く使われているようです。
他にも、一般家庭用のレッスンに使うためや、もちろん趣味で使うためになど広く愛用されています。



ピアノのエチケット

ピアノとは、音を楽しむいわば娯楽の道具でもあります。
ピアノの音の楽しみかたは、自分で弾くということもありますが、弾いて音を聴くということでもありますよね。
音を出すということは、まわりの住人にも聞こえるわけですから、それなりに暗黙のルールを守らなければなりません。

それがピアノを楽しむためのエチケットというわけです。
ご自宅のまわりに民家のない方なんて、そう滅多にいるものではありません。
やはり、近所づきあいというものもありますし、近所の方々との円満な生活のためにも、この暗黙のルールはできる限り守ったほうが良いと言えるでしょう。
曲を弾いているわけだから、うるさいなんて思わないだろう。
なんて思っていてはいけません。

自分が近所の家からピアノの音色が聞こえてくると、思わず耳をすましてそのピアノの演奏者が間違えたり、つまずいたりしても寛大に聞いていられるとしても、言いにくいですが、雑音にしか聞こえないと思われる方も中にはいらっしゃるかもしれません。
完璧に弾くことが出来ても、うるさいなぁ・・・と思う方はいるかもしれないのです。

ですから、ピアノを弾く時は朝早くに弾かないようにするとか、夜遅くに弾かないようにするとか、時間帯に気を配りましょう。
せっかくぐっすり眠っているのに、いきなりショパンの革命のエチュードなど、情熱的な音楽が響いたらぐっすり眠っている人を起こしてしまうことになりかねません。

だからと言って小さい音の曲なら良いと言っているわけではありませんが。
なるべく隣家とは離れた部屋にピアノを置く心配りをするなどして、エチケットを守るように心がけたいですね。



ショパン

偉大なピアニストとして有名なショパンのフルネームは、フレデリック・フランソワ・ショパン。
ポーランドの音楽家として名高いショパンは、「ピアノの詩人」という異名を持ち作曲家としてもピアニストとしても有名でありましたショパンは、美しい旋律を生み出し、さまざまな形式を用い、半音階的和音などのピアノの表現様式を広げた。
それまでのピアノになかった新しいピアノを生み出すことに貢献した偉大なピアニストの一人です。

ショパンは、なかなか体の強いほうであるとは言えず、生涯を通して肺結核に悩まされた病弱な音楽家として知られています。
それは、後世に残されている彼の肖像画からの赤みのかかった頬などからも知ることが出来ます。
彼の作曲したものには、そのような繊細なイメージの作風のものもあれば、それとは違った、情熱的な作風のものも多く見ることが出来ます。
幼少の頃のショパンは、ユーモアたっぷりで、ものまねや漫画を書くことが得意で、学校ではクラスの人気者であったと言われます。
前期ロマン派音楽を代表する作曲家であるショパンは、ノクターンやワルツなど、彼の作曲した曲の数々は、今もクラシック音楽ファン以外の人たちにも広く知られていて、ピアノの演奏会などにもよく取り上げられる作曲家の一人です。


その作曲のほとんどをピアノ独奏曲が占め、またそれまでの作曲家に見られない繊細かつきらびやかな音の使用でピアノの詩人とも呼ばれ、前期ロマン派音楽を代表する作曲家である。ノクターンやワルツなど、今日でも彼の作曲したピアノ曲はクラシック音楽ファン以外にもよく知られており、ピアノの演奏会において取り上げられることが最も多い作曲家の一人でもある。



ブラームスの個性

ピアノの練習曲の作曲家としても有名な"ヨハネス=ブラームス"は、大くのロマン派の作曲家と同じように、ベートーヴェンを崇拝していた。
彼の個性は、ベートーヴェンに近いものがあったという。
自然を愛し、たびたび散歩にでかけては、たびたび子供たちに、キャンディをあげる。
その反面、大人に対しては、無愛想にふるまうことが多かったという。
自分の気持ちを素直に伝えることを苦手とし、自分の作品を語ることすらも嫌がるほどだったそうだ。
しかしながら、ピアニストとして優れていたため、友人のサロンなどで、たびたび演奏を求められた。
しかし、その要求に応じることはあまり多くなく、ときに応じたとしても、弾き飛ばして「早く終わらせてしまおう」といった様子を見せることが多かったという。
こうした性格から、時々人々を疎遠にもした。

彼には、ただ一人だが弟子がいて、名前をグスタフ・イェナーという。
グスタフ・イェナーによると、音楽的に間違った音はまったく弾くことを許さず、曲の出来が悪いときは容赦のない罵倒をあびせられた。
しかし、そのあとで、励ましの言葉をかけるなど優しい一面もあったそうだ。

ブラームスは、作品が人気を博し、経済的に豊かとなっても、質素な生活を好んだ。
朝はプラーター公園に散歩に行き、昼どきには「赤いはりねずみ」というレストランに出かけるのが彼の習慣だったそうだ。
彼のすごいところとして、自分が質素な生活を送る一方で、親戚たちへは金品を惜しみなく渡し、さらには匿名で多くの若い音楽家を支援したということだ。



ブラームス

19世紀のドイツの作曲家であり、ドイツ音楽における「三大B」の一人として知られている"ヨハネス=ブラームス"をご存知でしょうか。
彼の作風は、ロマン派音楽の範疇にありますが、古典主義的な面も強いといわれています。

ブラームスがベートーヴェンの後継者であると信じている人はたくさんおり、指揮者であるハンス・フォン・ビューローは、彼の交響曲第1番を「ベートーヴェンの交響曲第10番」と呼び、今もそのタイトルが広く使われているほどです。

ブラームスは、1833年に生まれ、1897年に没する64年を生きました。
ハンブルクで生まれた彼に、最初のピアノのレッスンを施したのは、市民劇場でコントラバス奏者をやっていた父でした。
10歳のころ、ピアニストであり、作曲家であったエドゥアルド・マルクスゼンという人物に弟子入りをして、才能を開花させていきました。
彼はレストランや、居酒屋でピアノを演奏することで家計を助けました。
ブラームスは同時期のピアニストたちに比べ目立たない存在ではあったが、そのピアノの腕は、1859年と1881年に、ピアノ協奏曲第1番とピアノ協奏曲第2番の初演を自分で行ったところからも推測できます。
事実、この2曲は共に難易度が高く、これを弾きこなしたブラームスは、非常に高い演奏技術の持ち主だっただろうことがうかがえます。

10歳で弟子入りをした彼だが、19歳以前の作品は、記録はあっても現存しません。
なぜなら、次第に演奏活動よりも創作活動に興味を持っていったブラームスは、作曲を始めたが、自己批判から作品を廃棄してしまったからです。